夢、天職が何かが分かったとしてもすぐにはなれない職業の場合があります。世の中には残念ながらすぐになりたくてもなれない職業があります。就業者数に対して希望者数が圧倒的に多い職業がそうであります。もちろん天職であるからこそ、適性もあるし情熱も注げるので一定以上のパフォーマンスは発揮できますがそれでも就業できない職業というのはあります。
例えば歌手、小説家、公務員、プロスポーツ選手などがわかりやすいものでいうとあります。
そのような職業が天職で、すぐにはどうしてもなれない場合は他のお仕事をしながら目指すという形も多いです。天職ではなく天職を目指すための適職を考えていく必要があります。我々としてはこの天職を目指すための適職についても分析するようにしております。
その適職というのは大きく分けると3つの方向性があります。
1.負担の少ない仕事
天職を目指すためにはそこに向かって尽力することが必要です。しかし、目指しながらも生活するためやレッスンするためなどのお金は必要です。
負担の少ない仕事とはいわゆるストレスの少ない仕事や楽だと思える仕事を指します。そういった仕事をすることで天職を目指すための余裕も生まれ、力を注ぐことができます。
一概には言えませんがさまざまなことが求められたり責任もあり、時間外にも仕事をすることが求められるような正社員でのお仕事は負担の少ない仕事ではありません。非正規雇用でのお仕事の方が負担が少なく、天職を目指して頑張れることが多いです。その中でも例えばデスクワークをするのを苦に感じないのであれば事務職やIT関連の仕事といったように適した職種に就くことでより負担を感じにくいのです。
2.自由な時間を与えてくれる仕事
これは2つの意味を有します。1つは時間の融通がきく仕事です。例えばレッスンやオーディションといった天職をつかめる可能性の機会がある時にそれを優先することができる仕事です。
身内や親しい方、理解がある方がしている会社での仕事、個人事業主として出来高制のお仕事、大企業小規模企業問わず勤務時間の変更に柔軟に対応してくれる会社などがあります。
もう1つは仕事中に自由な時間のある仕事です。トラックドライバーは長い運転中には何か別のことを考えてもよいし、歌の練習をすることもできます。もちろん安全運転に配慮しなければならないし、歌の練習をしているとは会社には言えないですが。他にもビルやマンション管理、警備員、ガソリンスタンドやホテルの夜間の従業員、ラブホテルの従業員なんかは比較的勤務中に自由な時間があります。
3.関連する仕事
天職と関連性のある仕事です。例えばプロスポーツ選手を目指すのであれば肉体労働の建築現場の仕事や引越しのお仕事をする、医学部受験を目指すなら家庭教師や個別塾の講師、デザイナーを目指すならそういった方の側近で働いたりデザイン性のあるモノに携わることができる仕事をすることでデザイナーになるためのレベルアップしていくなどという方法があります。
以上の3点が挙げられます。
なお、天職を目指すための適職は1〜3のどれがよいかというのはひとりひとりの天職や生活環境により異なり、個別分析が必要になります。