天職を考えるときに短所はなるべく排除し、長所をなるべく活かせる仕事を選ぼうとするべきと考える人は多いと思います。
確かにその一面もあります。
しかし、実は短所にもしっかりと着目することが大切なのです。
短所の中には長所が眠っていてそれに気づいていない人が多いのです。
これはとてももったいないことです。
短所の中に長所が眠っているとはどういうことなのか。わかりやすく具体例を出したいと思います。
例えば何事も続かない、仕事もすぐ辞めて転職を繰り返すという短所があるとします。
実はその短所について視点を変えると、いろんなことを経験し、幅広い知識や広い視点で物事を考えられる。
あらゆる職業、業界を知っている。
さまざまな人間を見てきている。
多感である。
といった長所があるのです。
人見知りで人と話すと気にしすぎてしまう、緊張してしまうという短所があるとします。
しかしその短所も視点を変えると、
人に対して、繊細で相手の気持ちを察する力が高い。
みんなが気づかないような人の些細な行動にまで気づくことができる。
人間観察力がある。
人見知りや人とコミュニケーションをとるのが苦手な人の気持ちがわかってあげられる。
などといった長所が眠っていることがあります。
天職を考えるときには短所にも着目し、自分にある短所についてその短所にはどのような長所が隠れているかを視点を変え考えることが大切です。