大学や、人材系の会社で行われている適職診断を受けたことがある人も多いかもしれません。
その適職診断のパターンとしてはあらかじめ設定された質問にひたすら「はい」「どちらでもない」「いいえ」で答えるか「あてはまる」「ややあてはまる」「どちらでもない」「ややあてはまらない」「あてはまらない」で答えていきます。そして統計学で機械が判別し、「販売・サービス業が向いてますよ」とか「福利厚生が充実している会社がいいですよ」といった診断をしてくれます。この適職診断のよいところは一度システムさえ作れば人の手が入らず自動的に大多数の人に効率よく診断ができることです。
私も数多く適職診断テストを受けてきました。
ただ、疑問に感じることもあります。
例えば休みが多い方が良い、残業が少ない方が良いといったことに「はい」と答えたとしたならば診断結果は福利厚生、プライベート重視型といった診断が出ます。
「うん、確かにそうです。嫌な仕事であれば福利厚生は良いに越したことないし、プライベートも大切にしたいですよ。前から自分でわかってたことですが」と思ってしまいました。
この結果って当たり前ですよね。
また、例えば販売の仕事が向いてますとか服屋の店員さんが向いてますと診断されて「本当にそうなのかなあ」といった納得得られない、腑に落ちない診断結果が出たとしたらなかなかその仕事に就こうとは思えないですよね。
要は自分自身で納得できる結果とか適職診断を通じて新たに自分自身で気づくことができた職業でないとなかなか実際に就こうとは思えないものなのです。
そして納得できない結果であっても、疑問に感じることがであってもそれを伝える余地はなく一方的に診断されたら終わりというのがよくある適職診断テストなのです。
また、個々がもっている特有の事情例えば転勤は嫌とか紫外線アレルギーがあるとか、休みは日曜日は欲しいといった細かなことでどうしても譲れない条件が無視された診断になってしまいます。
よくある適職診断テストというのはこれらの問題点があり、改善していく必要があると思っていました。
その結果私は自ら「天職がわかる適職診断ワークシート」を作成するようになりました。